MBAラウンド2出願戦略｜2026年トップスクール合格への最終勝負

こんにちは、アルファアドバイザーズ代表のTJです！

MBAを目指す方にとって、ラウンド2（Round 2）はまさに「最後の本格勝負の場」です。ハーバードやスタンフォードをはじめとする米国トップスクールの締切は2026年1月上旬に集中しており、ここで出願を成功させられるかどうかが合否を大きく左右します。今回は、ラウンド2の特徴と成功するための戦略を詳しく解説します。

2026年主要MBAスクールのラウンド2締切

米国主要学校

・Harvard Business School：2026年1月5日
・Stanford Graduate School of Business：2026年1月7日（Round 2）、2026年4月7日（Round 3）
・MIT Sloan School of Management：2026年1月13日（Round 2）、2026年4月6日（Round 3）
・Chicago Booth School of Business：2026年1月6日（Round 2）、2026年4月2日（Round 3）
・Wharton School, University of Pennsylvania：2026年1月6日（Round 2）、2026年4月1日（Round 3）
・Columbia Business School：2026年1月6日（Round 2）、2026年3月26日（Round 3）
・Northwestern University Kellogg School of Management：2026年1月7日（Round 2）、2026年4月1日（Round 3）
・UC Berkeley Haas School of Business：2026年1月8日（Round 2）、2026年3月31日（Round 3）
・Dartmouth Tuck School of Business：2026年1月5日（Round 2）、2026年3月25日（Round 3）
・Yale School of Management：2026年1月6日（Round 2）、2026年4月14日（Round 3）
・NYU Stern School of Business：2026年1月15日（Round 2）、2026年4月15日（Round 3）
・Duke University Fuqua School of Business：2026年1月8日（Round 2）、2026年2月24日（Round 3）
・Georgetown University McDonough School of Business：2026年1月7日（Round 2）、2026年4月1日（Round 3）
・University of Michigan Ross School of Business：2026年1月5日（Round 2）、2026年3月23日（Round 3）
・University of Virginia Darden School of Business：2026年1月7日（Round 2）、2026年4月1日（Round 3）
・UCLA Anderson：2026年1月6日（Round 2）、2026年4月7日（Round 3）
・University of Texas at Austin McCombs：2026年1月15日（Round 2）、2026年4月1日（Round 3）
・USC Marshall School of Business：2026年1月15日（Round 2）、2026年4月15日（Round 3）

▶ 各校の最新出願情報一覧はこちら：【2025年MBA出願ラウンド2 最新版スケジュール】

MBAラウンド2で合格を勝ち取るための具体的戦略

1. ストーリーテリングの完成度を高める
出願エッセイやインタビューでは「一貫性のあるキャリアストーリー」が鍵です。過去の実績から未来のビジョンまでをつなげ、自分がなぜMBAに行くのかを明確に示すことが求められます。

2. テスト戦略を最適化する
ラウンド2では残された時間が限られているため、「いかに効率よくスコアメイクするか」が勝負になります。必ずしも従来通りにGMATやTOEFLを長期間勉強する必要はありません。例えば、コロンビアはEA（Executive Assessment）＋Duolingoで出願可能であり、この組み合わせなら3ヶ月あれば十分に準備が間に合います。
その他のビジネススクールでもDuolingoを受け付けているところが増えており、選択肢は広がっています。重要なのは、各校の要件に応じて最短ルートでスコアをクリアすることであり、無駄に時間をかけるのではなく「最速合格ラインを狙う」発想が欠かせません。

3. 推薦状のクオリティ管理
推薦者の選定は戦略の一部です。上司や同僚に依頼する際は、自分の強みを具体的に語ってもらえるよう、日頃から信頼関係を築いておく必要があります。

4. 面接対策は本番を想定する
ラウンド2の面接は例年2月〜3月に集中します。ケーススタディや動画面接形式も増えているため、事前に練習を重ねておくことが合否を分けます。

5. 年末年始をどう使うかが勝負
ラウンド2の締切は1月上旬に集中しています。つまり12月〜年末年始の過ごし方で勝敗が決まるといっても過言ではありません。多くの候補者は休暇モードに入りますが、この時期にエッセイを仕上げ、推薦者との調整を完了できる人が一歩抜け出します。

6. 複数校併願の設計
ラウンド2は出願の「ピーク」なので、複数校に出す人が多い時期でもあります。各校に合わせてストーリーを調整しながらも、自分の軸を一貫させることが重要です。米国トップ校を中心に、自分の卒業後のキャリアと照らし合わせ、幾つかの学校を受けていきましょう。

残り3ヶ月でやるべきこと（MBAラウンド2直前TODOリスト）

ラウンド2の出願を見据えて準備を進めている方も多いと思います。ただし、このタイミングでの「微調整」と「優先順位付け」が合否を分けます。残り3ヶ月でやるべきことを整理しました。

1ヶ月目（今すぐ着手）
・テスト要件を確認し、受験校を再設定する（EAやDuolingoで間に合う学校を見直す）
・推薦者と再度コンタクトを取り、推薦状の方向性をすり合わせる
・エッセイの骨格を見直し、ストーリーの一貫性と学校ごとのフィット感を再確認する

2ヶ月目（11月〜12月）
・エッセイを複数回ブラッシュアップし、完成させる
・模擬インタビューを開始し、想定質問への回答を改善する
・テストスコアが不足している場合は、最短ルートでスコアを取りにいく（EAやDuolingoの活用）
・推薦状のドラフトや内容のチェックを進め、提出に向けて準備を固める

3ヶ月目（12月〜1月直前）
・全てのエッセイと推薦状を最終版に仕上げる
・年末年始を活用して、出願書類を徹底的に完成させる
・面接準備を強化する（ケース、ビヘイビア、動画面接への対応を含める）
・併願校の締切順を再点検し、提出スケジュールを最適化する

ラウンド2は「修正力」と「完成度」が問われるラウンドです。すでに準備を始めている人ほど、最後の3ヶ月でのリカバリーやブラッシュアップが合否を左右します。

おまけ｜2027年入学を目指す人も今年出願すべき理由

もし2027年入学を本命に考えている方も、今年のラウンド2に一度出願してみることを強くおすすめします。理由はシンプルで、「練習の出願」が来年の本番を圧倒的に有利にするからです。

・実際に出願することで、GMAT/GRE/EAや英語テストを受ける機会ができる
・エッセイやレジュメ、推薦状といった必要書類一式を揃えることができる
・面接に呼ばれれば、実際の面接プロセスを経験できる
・たとえ不合格でも、どこが弱点だったのかを明確にでき、来年の戦略が立てやすくなる

つまり、今年の出願は「予行演習」ではなく、本番に直結する準備の最短ルートです。
来年を本気の勝負にするなら、今年のラウンド2で実際に動いてみることで、圧倒的に有利なスタートを切ることができます。

まとめ｜MBAラウンド2出願を目指せ！

2026年のラウンド2は、1月上旬に各校の締切が集中しています。ここで準備を完成させられるかどうかが、トップスクールへの合否を大きく左右します。

残り3ヶ月は「テスト戦略」「エッセイ・推薦状の完成度」「面接準備」をいかに効率的に仕上げるかが鍵です。また、2027年入学を目指す方も、今年一度出願してみることでテストや書類準備を実践し、来年の本番に向けて大きなアドバンテージを得ることができます。

今からでも十分に間に合います。ただし戦略的に動けるかどうかで、結果は大きく変わります。

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TJプロフィール

TJ：住友商事株式会社（主計部にて本社及び関係会社800社超の予算・決算・業績管理、IR業務に従事。米国住友商事（NY）における研修生として選抜（最年少）住友商事出資の米国電炉事業会社再生等に従事。プロジェクト・ファイナンス部にて、開発途上国におけるインフラストラクチャー・プロジェクト向け大型ファイナンス組成やジュピターテレコム向けファイナンス組成等に従事。欧米MBAプログラム派遣生に選抜）シカゴ大学ビジネススクール(MBA) 留学（ファイナンス、アントレプレナーシップ、オーガニゼーション・マネジメントを専攻）。シカゴ大学日本人会（The University of Chicago Japanese Association）ファウンダー。シカゴ大学ビジネススクール初の「JAPAN TRIP」企画・実行（その後毎年恒例となる）。ゴールドマン・サックス証券株式会社 投資銀行部門 勤務（メディア、消費財等分野における数々のM&Aアドバイザリー、資金調達（IPO含む）サポートに従事。プライベートエクイティ投資及び事業再生サポート業務に従事。）経済同友会 第四回起業塾 塾生(応募200名以上の中から、6名の塾生の一人に選抜。
株式会社エイチ・アイ・エス 澤田 秀雄会長等起業家の方々よりの事業立上指南を頂く）シカゴ大学ビジネススクール卒業生会 プレジデント（2006-2010）ハーバード、スタンフォード等欧米アジアトップMBA、大学院、大学、ボーディングスクール合格者多数輩出。三菱商事、マッキンゼー、ゴールドマン・サックス、ブラックロック、Google、BIG4コンサル／FAS、電通、トヨタ、三菱UFJ銀行、野村證券などトップ企業内定等の指導実績多数。TOEFL、GMAT、IELTS、GREの個別指導も徹底的にやりきる指導に定評あり。ゴールを設計し、ゴールを達成させるために比類ないクオリテイを求めることで高い評価を得ている。TJをアドバイザーにつけたいという依頼が殺到している。