【MBA・EMBA留学】Executive Assessment(EA)って何?何点必要?GMATとの違いは?1-3ヶ月でマスターできる!?勉強方法やGMAT換算が気になる方も必見!

回答者:Hideki Tamamaki(銀行15年→スタンフォード経営大学院MSx’23卒)

TOEFLの点数がなかなか上がらずにMBA出願がなかなか出来ずにいる、Executive Assessment(EA)を聞いたことがない、聞いたことはあるけどよく分からない

こういう方も多いと思います。私もMBA受験を本格的に開始するまでその存在を知りませんでした。Executive Assessment(EA)は、GMAC(Graduate Management Admission Council)が提供する試験で、GMATよりも短い時間で完了することができ、点数が取りやすい傾向にあります。

この記事では、EAの解説及びEAで受験が可能なMBAプログラムについてご紹介させて頂きます。

EAとは

GMAC(GMATを作成する組織)は、EAを2016年に導入し、特定の専門的なビジネスマスタープログラムの準備評価として立ち上げました。主にエグゼクティブMBAプログラムを対象にしていましたが、現在はより広範囲に使用されています。

EAとGMATの根本的な違い

EAは、テスト形式や回答形式はGMATとほとんど変わりませんが、そもそものテストの設計が異なっております。GMATは典型的な標準化テストであり、「点数が高いほど良い」と評価されますが、EAは進学に際して求められる水準に達しているかというReadinessを評価することを目的としております。

EAについて調査した方は、「ほとんどの学校が150点以上のスコアを要求している」という情報を耳にしたかもしれません(公式のスコア尺度は100から200)。一方で、GMATやGREについては、多くのプログラムが合格者の平均点や点数レンジを公表していますが、EAの情報を公表しているプログラムは限定的です。それは、合格者におけるEA受験生の割合が高くないことが理由となっている可能性もありますが、EAはあくまでも「閾値の指標」として捉えられていることが背景としてあることも影響していると思われます。

EAとGMATの形式的な違い

GMATもEAも同じくGMACが提供しており、問題の種類や問題の回答方式などはほとんど変わりません。然し、試験時間がGMAT3時間半に対してEAは1時間半であったり、GMATには存在するAnalytical Writing Ability(AWA)がEAには無かったりという特徴があり、EAは「ミニGMAT」「GMATの簡易版」等と表現されることがあります。

GMATでは1問毎に正解・不正解によって問題の難易度が変化しますが、EAの問題レベルは「前半・後半」で変化します。よって、GMATの場合、正解が続くと難しい問題が出題される様になり、レベルの高い受験生にとっても難易度の高い問題が多く提示されることになります(逆に前半の易しい問題でミスをすると点数が伸びなくなってしまいます)。一方で、EAでは易しいレベルから難しいレベルの問題まで出題されます。ついては、Mathが一定水準にある多くの日本人にとっては易しいと感じる問題が多く、点数が取りやすい傾向にあります。

また、 GMATでは「前の問題に戻る」ということが出来ない為、一つの問題につまずいて後の問題を解く時間がなくなってしまう、というケースもありますが、EAでは自由に問題を行き来出来るので、難しい問題を後からじっくり考える、ということも出来ます。

GMATはこれらの特有の出題形式がある為に、小さなミスが大きな影響を与えたり、戻って回答出来ない中限られた時間の中でミスなく回答しなければいけないというプレッシャーもが大きく実力通りの力を出しずらかったり、出題される問題の難しさ(運)により点数が左右されやすく、一生懸命勉強しても点数が上がりにくい(努力が結果に反映されにくい)という特徴があります。それに比べてEAは、しっかりと勉強して臨めば実力通りに点数が相対的に取りやすくなっていると言えます。ですから、しっかりと対策をして臨めば、必要な点数を取得し易いです。

また、Integrated Reasoningという、図や表から数字を読み取って回答したりするセクションについて、GMATではスコアに影響しませんが、EAではQuantitaveとVerbalと同じウェイトで評価されます。このIRは、正しく文章を読み取ることが出来れば複雑な計算を要さずとも回答出来ることが多いので、数学が苦手な人にも取り組みやすく、スコアアップに繋げやすいという特徴があります。

なお、GMATは連続する12カ月間の内最大5回・生涯8回までの受験が可能ですが、EAは会場試験2回・オンライン2回までとなっている点は注意が必要です。

EAの勉強にかかる時間

上記の違いがあることから、GMATでは1年2年の時間をかけて勉強された方もいらっしゃると思いますが、アルファの生徒の多くは1~3カ月で必要なスコアを取得されています(150後半)。

EAで受験できるプログラム

EAで受験出来るプログラムは年々拡大していて、EMBAを中心にトップMBAもEAで受験出来るようになって来ております。以下に、EAで受験が可能な主なプログラムにつきご紹介させて頂きます(2023年7月24日現在)。詳細についてはこちらのHP及び各大学のウェブサイト等をご確認下さい。https://www.mba.com/exams/executive-assessment/about/accepting-schools

MBA

Carnegie Mellon Tepper MBA
Columbia MBA
IE Global MBA
NYU MBA
UCLA Fully Employed MBA

Mid-Career MBA

LBS Sloan Masters (Master in Science in Leadership and Strategy)
MIT Sloan Fellows (MBA)
Stanford GSB MSx (Master of Science in Management)

EMBA

UC Barkeley Haas EMBA
Chicago Booth EMBA
Columbia EMBA
HEC Paris International EMBA
HKU EMBA
IE EMBA
IESE EMBA
INSEAD Global EMBA
LBS EMBA
MIT Sloan EMBA
NYU EMBA
Kellogg EMBA
Oxford EMBA
UCLA Anderson EMBA
Wharton EMBA
Yale EMBA

EAでMBAに挑戦しよう!

以上の通り、EAはGMATと比較すると勉強がし易く点数も取りやすいことがお分かり頂けたと思います。特にミッドキャリアでMBAに挑戦したいが、業務や家庭を抱えながらGMATの勉強するのが難しいと思ってらっしゃる方は、是非EAでMBAを実現されて下さい!お若い方にとっても、ColombiaやNYU等のトップ大学のMBAに挑戦が可能です。EAという一点で大学を選択すべきではありませんが、多くの方にとってトップMBAに行くチャンスが広がっているのは間違いありません。GMATのスコアが取れないとMBAには行けない、という時代では無くなり、実際に、アルファのEA受験生の殆どの方が、忙しい仕事の合間を使って勉強し、1~3カ月で必要な点数を取得されています。是非皆さん挑戦されて下さい!

回答者:Hideki Tamamaki (Stanford GSB MSx’23):地方国立大学→銀行15年→Stanford GSB MSx→留学中外資コンサル・日系コンサル兼PEファーム・日系証券プリンシパルインベストメント等内定(辞退)→アルファ・アドバイザー&起業目指して米国で奮闘中

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2023/07/26 03:52:33

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