アジア金融ハブの主要プレーヤー：香港・シンガポール編

こんにちは、アルファアドバイザーズ代表のTJです！

近年、シンガポールや香港で働きたいというご相談が急増しています。特に金融業界は、世界のトップ企業が拠点を構えるアジアの中心地であり、日本人プロフェッショナルに対する需要も高く、就職・転職のチャンスが数多く存在します。

そこで今回は、アジア金融ハブである香港とシンガポールの主要プレーヤー一覧をカテゴリごとに整理しました。ヘッジファンド、投資銀行、アセットマネジメント、プライベートエクイティ、ファミリーオフィス、VCなど、実際の企業名を具体的に紹介していますので、キャリア戦略を考える上でぜひ参考にしてください。

①ヘッジファンド

香港

グローバル大手
・Citadel Securities（世界最大級）
・Millennium Management
・Bridgewater Associates
・Two Sigma（クオンツ最強）
・D.E. Shaw
・Point72 Asset Management

アジア系大手
・Value Partners（香港最大）
・Hillhouse Capital（中国市場に強い）
・Greenwoods Asset Management
・Qiming Venture Partners
・Loyal Valley Capital
・Ward Ferry Management

シンガポール

グローバル大手
・Citadel
・Millennium Management
・Bridgewater Associates
・Balyasny Asset Management（BAM）
・Winton Group（クオンツ系）
・Marshall Wace

アジア系ファンド
・Temasek Holdings（政府系投資会社）
・GIC（シンガポール政府投資公社）
・Dymon Asia Capital
・Orion Capital
・Modular Asset Management
・Heliconia Capital Management

②投資銀行

香港

外資系
・Goldman Sachs
・Morgan Stanley
・JPMorgan Chase
・Citigroup
・Bank of America Merrill Lynch
・UBS
・Deutsche Bank

中華系
・CITIC Securities（中国最大）
・China International Capital Corp（CICC）
・Haitong Securities
・China Renaissance
・Guotai Junan Securities

シンガポール

外資系
・Goldman Sachs
・Morgan Stanley
・JPMorgan
・Citigroup
・UBS
・HSBC

③アセットマネジメント

香港

外資系
・BlackRock
・Vanguard
・Fidelity
・State Street Global Advisors
・JP Morgan Asset Management
・Invesco
・PIMCO
・T. Rowe Price

アジア系
・China Asset Management（華夏基金）
・E Fund Management
・Harvest Fund Management
・Value Partners
・Eastspring Investments
・Fullerton Fund Management

シンガポール

外資系
・BlackRock
・Vanguard
・Fidelity International
・Aberdeen Asset Management
・Schroders
・Franklin Templeton
・AXA IM
・Amundi

アジア系
・Fullerton Fund Management
・Lion Global Investors
・OCBC Asset Management
・UOB Asset Management
・Nikko AM（アジア拠点）
・Eastspring Investments（アジア本社）

④プライベートエクイティファンド（PEファンド）

香港

・KKR
・Blackstone
・Carlyle Group
・TPG Capital
・Warburg Pincus
・Bain Capital

シンガポール

・KKR Asia
・Blackstone Asia
・Carlyle Asia
・CVC Capital Partners
・PAG（アジア最大級）
・Affinity Equity Partners

⑤日系金融機関

香港

・野村證券
・大和証券
・SMBC日興証券
・みずほ証券
・三菱UFJ証券
・三井住友銀行
・みずほ銀行

シンガポール

・野村證券（東南アジア統括）
・大和証券
・三菱UFJ銀行
・三井住友銀行
・みずほ銀行
・日本生命（アジア投資拠点）

⑥ファミリーオフィス

香港

・Li Ka-shing Family Office
・Cheng Yu Tung Family
・Lee Shau Kee Family
・数千のファミリーオフィス（世界2位の規模）

シンガポール

・Dyson Family Office
・Google共同創業者のファミリーオフィス
・1,000以上が集積（税制優遇で急成長）

⑦ベンチャーキャピタル（VC）

・Sequoia Capital China
・Qiming Venture Partners
・GGV Capital
・Temasek Holdings（政府系）
・Vertex Ventures
・Golden Gate Ventures

香港 vs シンガポール比較

香港の強み
・中国市場への直接アクセス
・中華系ネットワークの中心
・歴史的金融ハブ（150年以上）
・株式市場規模が大きい

シンガポールの強み
・政治的安定性
・税制優遇（キャピタルゲイン非課税）
・ASEAN市場の入口
・英語が公用語

まとめ：香港・シンガポール就職を実現するには？

香港とシンガポールは、ヘッジファンド、投資銀行、アセットマネジメント、プライベートエクイティ、ファミリーオフィス、そしてベンチャーキャピタルまで、グローバルとアジア系の主要プレーヤーが揃っており、日本人にとっても数多くのチャンスが存在します。

どちらの都市でも、就職や転職を成功させるには業界知識・企業リストを押さえた上で、リファラルやタイミングを見極める戦略が不可欠です。

アジア金融ハブでキャリアを築きたい方は、ぜひ今回の一覧を参考に、自分に合ったルートを明確に描くことから始めてください。
日本市場は株高、金利高、円安、ガバナンス改善など、投資家にとって非常に魅力が高まってきており、比例して日本人の需要も高まってきています。日本人を採用したいという需要は確実にあるので、戦略的に転職すれば香港・シンガポール就職も十分可能です。

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TJプロフィール

TJ：住友商事株式会社（主計部にて本社及び関係会社800社超の予算・決算・業績管理、IR業務に従事。米国住友商事（NY）における研修生として選抜（最年少）住友商事出資の米国電炉事業会社再生等に従事。プロジェクト・ファイナンス部にて、開発途上国におけるインフラストラクチャー・プロジェクト向け大型ファイナンス組成やジュピターテレコム向けファイナンス組成等に従事。欧米MBAプログラム派遣生に選抜）シカゴ大学ビジネススクール(MBA) 留学（ファイナンス、アントレプレナーシップ、オーガニゼーション・マネジメントを専攻）。シカゴ大学日本人会（The University of Chicago Japanese Association）ファウンダー。シカゴ大学ビジネススクール初の「JAPAN TRIP」企画・実行（その後毎年恒例となる）。ゴールドマン・サックス証券株式会社 投資銀行部門 勤務（メディア、消費財等分野における数々のM&Aアドバイザリー、資金調達（IPO含む）サポートに従事。プライベートエクイティ投資及び事業再生サポート業務に従事。）経済同友会 第四回起業塾 塾生(応募200名以上の中から、6名の塾生の一人に選抜。
株式会社エイチ・アイ・エス 澤田 秀雄会長等起業家の方々よりの事業立上指南を頂く）シカゴ大学ビジネススクール卒業生会 プレジデント（2006-2010）ハーバード、スタンフォード等欧米アジアトップMBA、大学院、大学、ボーディングスクール合格者多数輩出。三菱商事、マッキンゼー、ゴールドマン・サックス、ブラックロック、Google、BIG4コンサル／FAS、電通、トヨタ、三菱UFJ銀行、野村證券などトップ企業内定等の指導実績多数。TOEFL、GMAT、IELTS、GREの個別指導も徹底的にやりきる指導に定評あり。ゴールを設計し、ゴールを達成させるために比類ないクオリテイを求めることで高い評価を得ている。TJをアドバイザーにつけたいという依頼が殺到している。