イギリス大学の特徴

・基本的に学士課程は3年間で終了できるので、早く卒業したい人におすすめ！
・学士３年＋修士１年が基本セット
・一般教養がなく、専門科目の授業のみ
・単位数が多い！１科目で２０単位取る必要があるので（日本やアメリカは２〜４単位）、1つの科目を履修すると1週間４コマ授業が入る（授業量が多い！）

・「正当に評価する」ことを大事にしている
・テストでは名前や性別を書かない
・もし点数に不服の場合は別の教授に採点を依頼することも可能

イギリスの教育の特徴

◯１６歳まで：一般教養を学ぶ
◯１６〜１８歳：進学準備（シックスフォーム）
・科目を絞って専門的な分野を学ぶ
・大学１年生のようなイメージ
・イギリスの高校生は進学したい大学に合わせて科目を学ぶ
・このような背景もあって大学３年間で卒業できる

イギリス大学のための条件

・日本の高校資格だけでは留学できない
・A-Levelや国際バカロレア（IB）という試験を受けて合格する必要がある
・加えてTOEFLやIELTSなどのテストも必須
・Duolingoは受け入れていない大学も多いが、PTEで受験可能！（オックスフォードなど）

日本の高校生がイギリスの大学へ留学する方法

①ファウンデーションコース
・ファウンデーション・コースFoundation Courseは、大学入学に必要となるAレベルを取得していない留学生のための大学進学準備コース
・上記のようなイギリス独特の教育システムのため、ファウンデーションコースで専門科目を学ぶ→大学準備する人が多い
・コースは通常１年
・9～10月に開始し、6～7月に終了することが多い
・ロンドン大学が提携しているファウンデーションコースがあるなどトップ大学留学も可能！

②Aレベルを受講する
・イギリスの大学入学資格として認められる統一試験
・Aレベルを修了した18歳の生徒に大学入学資格が認められる
・通常２年かかるので高校から勉強する人が多い
・科目ごとにA*– Eの6段階評価
・ケンブリッジ、オックスフォードはファウンデーションコースは認めておらず、Aレベルで受験するしかない
・入りたい大学、学部によって勉強しなければいけない科目が異なるので注意！

Aレベルを取るためには？
1) 高校からイギリスに留学して、Aレベルのプログラムを履修する
イギリスの高校で義務教育課程（Year11）を修了すると、大学進学希望者は6th form collegeという場所で2年間（Year12～13）でAレベルを履修します。英語力やそれまでの学校の成績が基準を満たしていれば、Year12からの編入も可能です。

2) 国内のAレベルを採用しているインターナショナルスクールで取得する

3) 国内の国内のAレベルプログラムを導入している高校で取得する
ケンブリッジスクール（認定校）は世界160カ国以上に10,000以上あり、日本国内にもケンブリッジから認定を受けている学校が10校以上存在します。

4) オンラインでA-Levelを勉強する
イギリスの企業「 Nisai 」が、オンラインでA-Levelの授業を提供しています。比較的値段も安く提供しているので、学校に通いながら家で受講できます。現状、最も時間的・経済的にコストが低い取得手段です。

③日本のインターナショナルスクールから国際バカロレア資格(IB)をとって入学
・プログラムの課程をすべて履修し、最終試験で45点満点中24点以上を獲得すると資格が取得できます。
・大学に応じてスコアが決められているので、できるだけ高い点数を取ることが重要！
・日本の大学受験にも有効！慶應大学、青山学院大学、ICUなど

出願手順

・高校２年生１０月上旬から大学応募開始
※イギリス大学は5つの大学までしか応募できないので注意
※出願時はエッセイも必要

10月～12月
・大学受験開始
・ケンブリッジやオックスフォード、インペリアルカレッジなどはインタビューも必須
・オックスブリッジは独自のテストも実施する（両校同時に受けることはできない）

1月～3月
・成績やエッセイをもとに合否発表

※この段階のofferは仮合格なので注意
※Aレベルのテストが出揃い、要件を満たしていたら合格する、というもの

4，5月
・受ける大学を２つに絞る
・５つから合格をもらっても2つに絞る必要がある
・Aレベルの成績などを予想しながら学校を選ぶ必要あり

5，6月
・Aレベルのテスト開始
・先生の裁量によるところも多いので先生とは仲良くしておこう！

8月15日
・一斉にAレベルのスコア開示
・仮合格をもらった大学の指定する成績（A*, A, Bの3つなど）に達していたら無事合格

9月
・イギリス大学へ入学