TJです。
毎日沢山の方とお話をさせて頂いておりますが、最近体育会の学生と話すことが続きました。そこで思ったことでみなさんの役に立ちそうなインサイトを共有します。決して体育会を否定しているわけではありません。

言いたいことは、タイトルのとおりです。

「体育会だから就職に有利！」神話の崩壊

体育会の人の献身的な活動は本当にスゴイと思います。聞くところによると週一回しか休みがなく、夏休みも一週間程度。かなり激しく時間をコミットされています。上下関係も厳しいのでSKYPEとかでお話していてもみなさんとても礼儀正しく、SKYPE終わった後に爽やかな心地よさが残ります。このあたりは体育会の方々の人間的成長という意味では最もリターンの大きいところではないでしょうか。

ただ、最近は昔ほど「体育会だから就職に有利！」ということは近年なくなってきています。慶応野球部でも三菱商事一人のみ内定、慶応サッカー部でも伊藤忠が一人内定がいる程度らしいです。TJアドバイザーズには三菱商事内定者２０人以上輩出していますが、たしかに体育会内定者は少ないです（内定している人はTJアドバイザーズに来ています(^^)）

今の時代は、グローバルｘリーダーシップを兎に角企業が求めます。
体育会でキャプテンやっていた、ならリーダーシップ得点は１０点満点ですが、何も役職をしてないなら２点です。そして体育会をやっているので、グローバル経験が取れません。英語もできず、グローバル経験もあまりない人を外資や商社、グローバル企業が採用する時代は終わりました。先輩の紹介という神通力もグローバルｘリーダーシップ経験がない状態では人事に拒否されてしまい余り効果はありません。

もっというと、社会人になってからは自由競争です。
グローバル経験が豊富で、英語、中国語などを巧みに操り、USCPAや会計財務を知っている人がどんどん仕事を与えられていきます。国内の営業だけで一生終えたいのであればいいですが、そうではないですよね。体育会に費やすスゴイ量の時間とそのリターンということで考えると体育会で頑張ることのメリットはかなり昔に比べて薄れてきているのではないかなと思いました。

これから更に日本企業はグローバルで勝っていかないといけなくなります。
企業が欲しがるのは、世界でビジネスを牽引してくれる人材です。慶応野球部で「商社にいきたい！」でも海外も行ったことないですし、TOEICも受けたことないですし、勝つことにフォーカスしていたのでリーダーシップ経験もあまりありません！という人を企業が採用するわけはありません。

非常に合理的な発想で申し訳ないと思います。
でも学生時代って何のために使うべきなんでしょうか？本当にスポーツでプロになって食べていくならいいと思いますが、そうでないなら、グローバル経験も英語もリーダーシップもない状態で体育会頑張っていました！というのはアピールにもならず、他の体育会の人と差別化も出来ません。逆にもともと海外経験豊富な方で、大学体育会のキャプテンをやって、TOEIC９００ならかなり三菱商事ラインです。そうでない人は将来右肩下がりの日本経済において自分の実力を付けるために大学時代を過ごしたほうが長期的なリターンを最大化出来るのではないかと思います。

一つの意見として、ご参考下さい。
TJ

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