【早慶大合格ノウハウ】地方の方にも大人気の早慶大を徹底解説!
早慶大を目指す受験生必見!あなたは早慶の問題をもう見ましたか?

私立最高峰大学「早慶」に関して、特徴、傾向の違い、センター試験利用など誰もが気になる点をα講師が徹底解説!

地方からも大人気の早慶

各都道府県において、都心を除く県立上位校の多くが、毎年東大合格者を数人輩出しています。一方、早慶であれば多いところは毎年約50人です。国立上位校と比較して、圧倒的に入学者が多いのは、言わずもがな「入学しやすい」という点が挙げられます。

私大の特徴

高校受験と異なり、大学受験は大学によって様々な入試制度になりますが、それでも多くの私大において基本的に共通している点があります。それは以下です。

・科目数が少ない(多くは3科目受験)
・深い知識量が必要となる
・記述問題が少ない
・出題傾向をよく調べる必要がある

科目数の多い国立の基本は、”広く浅く“です。科目数が多いからこそ、苦手科目があっても他でカバーすることも可能です(できるだけ弱点をなくし、どれもこなすことができることを目指す方が効率的ですが)。一方で私大は基本3科目です。配点は英語に比重を置いたり、化学に比重を置いたりと、本当にマチマチですが、1科目100点の300点満点を想定すると、余程得意な科目がない限り、1つの苦手科目も許されません。

私大は、採点の手間やミスを防ぐためもあってか、マーク式の選択問題を多く導入しています。そして英単語1つとっても私大は国立以上に語彙力が多ければ多いほど明らかに有利です。文中の単語の意味を問う問題などは、本来は前後から意味を類推して解く問題ですが、最初から意味を知っていると考えずに点数になる、ということがよくあります。
中堅以下の私大では全問マーク式ということも珍しくはありませんが、早慶では違います。昔と異なり近年は、理解力、想像力や論理的思考力、アウトプット力などを見るため、記述問題が混ざっています。

出題傾向に注意

同じ早稲田でも学部によって出題傾向は大きく変わります。
以下をご覧ください。

1.早稲田大学文学部2013年度「英語」

大問Ⅰは選択式で長文内に空欄補充
大問Ⅱは選択式で長文内容一致
大問Ⅲは選択式で長文内に空欄補充
大問Ⅳは選択式で対話文内に空欄補充
(Ⅰ〜Ⅳはマーク式)

そして大問Ⅴが記述式です。

Read the following passage and write an English summary in one sentence in your own words in the space provided on the separate answer sheet.
(以下 内容省略)

2.早稲田大学法学部2013年度「英語」

大問Ⅰ、Ⅱは長文問題
大問Ⅲは文法正誤問題
大問Ⅳは文法イディオム問題
(Ⅰ〜Ⅳはマーク式)

大問Ⅴが記述式で英訳。
大問Ⅵがこちらです。

Should we experiment on animals in order to develop products such as cosmetics and medicines that human beings find beneficial?
Write a paragraph explaining your opinion. Give one or more convincing reasons to support your answer.

同じ文系学部の英語でも違いが明確かと思います。文学部の方は、長文を重視し、記述問題も要約です。しっかりと内容を把握することが前提になります。一方、法学部は、文法問題のみを扱った大問が2題。さらにその中でも、受験生の多くの人が苦手とする正誤問題を出題。記述問題も、英訳と、意見を述べろという2題です。
また、一般に英語が難しい私大として有名で、早慶とも並ぶ「上智大学」などは、分量が多いものの記述問題がなく、全て選択問題だったりします。
従って、自分が本当に行きたい大学であれば、しっかりとその学部の出題傾向を把握して対策を行うこと。志望校で悩んでいる方は、問題形式が自分に合うかどうかを判断基準の1つとして考えることも重要です。

早慶合格のために

1.早慶を意識すること

大学数自体が少数に限定される国立大学と異なり、多数ある私立大学は言うまでもなく難易度に段階があります。だからこそ、「MARCH志望だが、できたら早慶に行きたい。」といった方をよく見ます。であるならば、最初に最難関である早慶を意識すべきです。はじめからMARCHを目指した勉強をすべきではありません。学校のテストでも90点を目指した勉強では90点はとれないように、大学受験もトップを目指した勉強をしましょう。ただし、獣医志望と言った特殊な希望の際はこの限りではありません。

2.早期から過去問を確認すること

どの大学を目指すのでも、過去問は早く見ましょう。昨今はWebでも閲覧できます。少なくとも基礎(教科書レベル)を一通り押さえた段階までには見ておきたいところです。その上で、各大学のレベルの確認と、志望校の傾向を早めに掴み、後の勉強計画を修正しましょう。先の例のように、正誤問題や記述問題が出る場合は、相応の対策が必要となります。後で全てをまとめて対策するのは非効率です。今既にしている勉強や、あるいは模試や定期テストを受けている最中でも、残った時間の使い方が変わるはずです。

3.早慶以外の私立高も活用すること

段階的に難易度が上がる以上、1ランク落とした大学の過去問を解くことは有用です。私大の最低合格点は6割がラインになることが多いです。従って早慶合格ギリギリを狙う方にとって、MARCHレベルの過去問で最低8割はとりたいところです。自分が受ける気のない大学/学部の問題でもガンガン活用して下さい。我武者羅に参考書を解くことも大切ですが、時には自分の立ち位置が今どの位置にいるのかを確認する意味も込めて、利用して参りましょう。

4.科目と配点を考えること
3科目を基本として扱って参りましたが、必要科目・配点・倍率は学部学科によっても変わるため、これもできるだけ早くに調べましょう。

例)
早稲田大学政治経済学部
英語:90点
国語:70点(国語総合、現代文、古典)
社会or数学:70点(地歴・公民または数学)

例)
慶応大学経済学部
英語:200点
社会or数学:150点(世B、日B または数学)
小論:70点

・配点も科目も異なる。
・英語が重要視される。
・慶応経済などは小論のため、古典や漢文が不要。
・両校とも数学の方が低倍率。ただし理系学生も受験が容易。

と言った特徴を読み取ることができます。

5.センター試験について
2020年からセンター試験が廃止される予定ですが、現制度に則って述べて参ります。私大第一志望で科目を絞って受験勉強をされている方は、センター試験受験についてよく考えてください。国立受験と異なり、私大受験でのセンター試験の役割は主に、センター利用です。ではセンター利用で早慶レベルを合格しようとすると
・多くが5教科以上で
・合計9割以上の点数が求められる
(*学部によって違いはあります)
つまり私大一本の受験勉強をする方にとっては非常に非効率です。センター試験を受けること自体は有効です。本命受験の前に本番の空気を味わうことや、一般受験の際の主要科目の出来を見る上でも大切でしょう。ただしそのために一般入試で利用しない科目にまで手を出し両構えの方針をとる時にはよく注意が必要です。
現在、センター試験志望者数は現役受験生全体の約40%です。誰もが受けているかと思われがちですが、受験しない方が多数派だということを憶えておきましょう。

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