こんにちは、アルファアドバイザーズ代表のTJです！
今回は、米国・アジアのトップMaster of Finance／Financial Engineering（MFE）プログラムをご紹介します。アルファアドバイザーズでは、これまでハーバード、MIT、シカゴ、スタンフォード、コロンビア、バークレー、LBS、HEC Paris、オックスフォードなど、世界最高峰の大学院への合格者を数多く輩出してきました。そして、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、JPモルガン、ブラックロック、シタデル、PIMCO、Point72といったトップ金融業界への内定サポートも実績多数です。

最近では、「外資投資銀行に入りたい」「ヘッジファンドに入りたい」「年収5000万円以上を狙いたい！」といったご相談が急増しています。金融業界は非常に年収が高く、ガンガン稼いでいきたい人にとっては最適です。特に外資系になると年収3,000万円～5,000万円がベース、プラスボーナスで1億円を超えることも可能になります。

こうしたキャリアを実現するために、今もっとも注目されているのがMaster of Finance（MFin）およびFinancial Engineering（MFE）プログラムです。MFinは、ファイナンスの理論とビジネススキルをバランスよく学べるのが特徴で、金融未経験者や文系出身者にも人気のプログラムです。
一方、MFEは、定量分析・数理モデル・プログラミングなどを重点的に学ぶことができ、卒業後はトレーダー、アセマネ／ヘッジファンドのような運用、クオンツなどの金融ｘテックのキャリアを目指す方にオススメです。

今回ご紹介するのは、米国・シンガポールを中心としたMFin/MFEのトップスクールであり、卒業後は外資金融やヘッジファンドなどの高年収企業へ輩出しているプログラムばかりです。いずれのプログラムも、外資金融IBD、クオンツ、トレーダー、リサーチ、ヘッジファンド、フィンテック、PEファンドなどへの就職実績が豊富です。
アルファアドバイザーズでは、こうしたプログラムへの出願戦略、エッセイ・推薦状・面接対策、キャリア設計、卒業後の外資金融内定獲得まで一貫してサポートしています。毎年、未経験からMFin／MFEに合格し、卒業後は世界中のトップ企業で活躍している方が多数います。
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金融／金融工学大学院

①シカゴ大学（Master in Finance）

プログラムの特徴

シカゴ大学ブース・スクールのMaster in Finance（MiF）は、15ヶ月間のプログラムであり、夏季インターンシップが必須です。プログラムは、資産運用、フィンテック、投資銀行など多様な金融業界でのキャリア構築を見据え、AI・機械学習・ブロックチェーンといった先端技術に対応した最先端カリキュラムを提供しています。

履修は、投資論、コーポレートファイナンス、データ分析、財務会計の4つのコア科目から始まり、加えて9つの選択科目を合わせて合計13科目を履修します。学生は希望に応じて資産運用、投資銀行、フィンテックの3分野から専門分野を選ぶことができ、より実践的なキャリア形成が可能です。

また、シカゴ大学には世界最高峰のファイナンス研究陣が揃っており、理論面の深さと実務性のバランスを持つ教育が受けられます。プログラム開始前には集中キャリアオリエンテーションが行われ、在学中も業界トップ講演シリーズやインターンシップを通じて、理論と実践を結びつける学習が徹底されています。

出願要件

出願にあたっては、定量分野の学士号を有することが望まれます。特に、線形代数、統計、多変量解析、プログラミング（PythonやC++）などの履修経験が強く推奨されます。

・GREまたはGMATのスコア提出は必須（どちらでも可）
・TOEFL iBT 104点以上（各セクション26点以上）またはIELTS 7.0以上（各セクション7.0以上）が必要
・出願書類として、成績証明書、履歴書、推薦状2通、エッセイなどを提出

卒業後のキャリア

ブースMiFは、卒業後の就職実績が極めて高く、修了生は金融業界における高収入のキャリアを手にしています。就職先は以下のように多岐にわたります。

・アセットマネジメント
・投資銀行
・ヘッジファンド
・フィンテック企業

これらの分野において、学生は確かな専門知識と実践力を身につけており、給与面でも高水準の待遇を受けています。また、キャリア支援制度が充実しており、Leaders in Finance講演シリーズ、アラムナイネットワークとのメンタリング、専任のキャリアアドバイザーなど、就職活動を全力でサポートします。こうしたサポート体制とシカゴ大学のブランド力により、学生は卒業前にトップ企業からオファーを獲得するケースも多く、その就職実績は圧倒的です。

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②ニューヨーク大学（Financial Engineering）

プログラムの特徴

NYUのM.S. in Financial Engineeringは、金融理論と実務のバランスが取れた高度なプログラムです。カリキュラムは、基礎から応用まで段階的に構成され、以下のような内容が含まれます。

・デリバティブのリスク分析
・金融IT
・ビッグデータを活用したアルゴリズム取引
・機械学習、データ分析の導入
・フィンテック応用

学生は複数のフォーカス分野（Focus Areas）から選択して履修でき、自身の興味やキャリアに沿った専門性を高めることが可能です。実践科目として、金融ソフトウェア開発演習やケーススタディ（Capstone）も必修となっており、プログラム全体が「現場で使える知識とスキル」に重点を置いて設計されています。授業は1年間のフルタイム制で、パートタイムでの履修も可能です。キャンパスはウォール街に近く、金融機関と連携した業界セミナーなども頻繁に開催される点も大きな魅力です。

出願要件

NYUの金融工学プログラムでは、高度な数理スキルとプログラミング能力が求められます。具体的な要件は以下の通りです。

・線形代数、確率論、微積分、統計の履修経験
・C++やPythonなどのオブジェクト指向プログラミング経験
・GREまたはGMATの提出は2023年からオプショナル
・TOEFL iBT 90点以上、IELTS 7.0、Duolingo 125、PTE 65以上が英語能力の目安
・DuolingoやPTEも受け入れ対象

出願書類として、成績証明書、履歴書、推薦状2通、志望動機エッセイ、1分間のプレゼンテーション（動画）などを提出する必要があります。選考では、金融工学への適性と意欲、クオンツ能力、論理的思考力、英語でのコミュニケーション能力が評価されます。GMAT/GREがオプショナルかつDuolingoで受験することが可能な点も、人気が高まっている要因です。

卒業後のキャリア

修了生の就職実績は非常に高く、平均年収約11万ドル＋サインボーナス1.1万ドルという結果を出しています。卒業までに約67%が就職内定を獲得、90日以内には約89%が就職しており、極めて高い成果を上げています。

主な就職先は以下の通りです。

・投資銀行（ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、JPモルガンなど）
・アセットマネジメント（ブラックロック、PIMCOなど）
・ヘッジファンドやプロップトレーディング
・テック企業（Google、Bloombergなど）

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③コロンビア大学（Financial Engineering）

プログラムの特徴

コロンビア大学のMaster of Science in Financial Engineeringは、ニューヨークという世界金融の中心地に立地する強みを最大限に活かした、理論と実務の融合を追求するプログラムです。コロンビア工学部の産業工学・オペレーションズリサーチ学科が提供するプログラムであり、アカデミックに強いカリキュラムかつAI・機械学習など最新ツールの実践的活用の両方を高水準で学べるのが特徴です。

学生は7つのコンセントレーション（例：金融テクノロジー、機械学習応用、資産運用など）から専攻を選び、目的に応じた専門性を高めることができます。カリキュラム全体としても、高度な数理ファイナンスとプログラミングに重点を置いており、ウォール街で働く現役のバンカー／クオンツアナリストなどが教壇に立つ授業も豊富です。

また、ロンドンや中国の名門校とのデュアルディグリー制度や、他学科・他分野との選択科目履修も可能で、学生はよりグローバルかつ学際的な視点で学びを深めることができます。NYCの金融業界に直結する環境の中で、理論（デリバティブ、確率解析、最適化など）とスキル（コーディング、データ分析など）の双方を磨ける、実践的な教育環境です。

出願要件

出願には、計算機科学・数学・工学系など定量分野での優れた学部成績が必要です。GREまたはGMATの提出は必須であり、明確な基準は設けられていないものの、合格者はGRE Quantitativeセクションで約168点を記録するなど、高水準の実力が求められます。

プレリクイジット科目として明記はされていないものの、C++によるオブジェクト指向プログラミングや多変量解析・統計学の履修経験があることが望ましいとされています。

英語力については、TOEFLまたはIELTSのスコア提出が必須であり、目安としてTOEFL iBT 100点前後が推奨されています（大学院全体ではTOEFL 90点以上が必要とされています）。なお、Duolingo英語テストは認められておらず、あくまでTOEFLかIELTSの高得点が前提となります。

提出書類としては、成績証明書、テストスコア、推薦状、エッセイ等が求められ、量的能力・学力・英語での議論力を含めた総合評価が実施されます。特に、ニューヨークという環境を活かした高度なコミュニケーション力が重視される点も特徴です。

卒業後のキャリア

コロンビアMFEは就職実績が非常に優れており、卒業後3ヶ月以内の就職率はほぼ100%という驚異的な数字を誇ります。特に以下のような分野に強みがあります。

・投資銀行（約69%）
・アセマネ／ヘッジファンド（約28%）

就職先企業としては、ゴールドマン・サックス、JPモルガン、モルガン・スタンレー、バンク・オブ・アメリカ、バークレイズなどの世界的な投資銀行のほか、ブラックロック、PIMCO、シタデル、ミレニアム・マネジメントなどトップクラスのアセットマネジメント・ヘッジファンドにも多くの卒業生を輩出しています。

キャリア面では、金融業界とのネットワーキング機会が豊富で、在学中には業界セミナーや企業説明会が頻繁に開催されます。さらに、コロンビア大学のブランド力とアラムナイネットワークの強さにより、各分野のトップ企業で活躍する卒業生からのサポートも得やすい点が魅力です。
その結果、「Outstanding Placement」と高く評価されており、初任給で12万〜15万ドル以上を得る卒業生も珍しくありません。

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④カーネギーメロン大学（Computational Finance）

プログラムの特徴

カーネギーメロン大学のMaster of Science in Computational Finance（MSCF）は、世界初のComputational Financeプログラムとして高い評価を受けています。カリキュラムは、高度な数理モデルとコンピュータサイエンスの応用に重点を置き、確率解析、数値計算、機械学習を駆使したQuantitative Financeを学びます。

学生は、データサイエンス、時系列分析、統計的裁定取引、資産運用に関する科目群を履修し、理論と実践をバランス良く修得します。特にアクションラーニングが重視されており、企業とのプロジェクト型授業（プロセミナー）やファイナンスラボでは、少人数で実課題に取り組む実践的な演習が組み込まれています。

プログラム期間は17ヶ月のフルタイムで、ニューヨークとピッツバーグの2キャンパス体制を採用。全員が夏季インターンシップに参加する設計となっており、過去3年間のインターン参加率は100%を維持しています。MSCFの教育理念は「Hands-on Quant Training（実践的クオンツ教育）」。学生は、金融データ解析、商品プライシング、リスク計測などをPythonやC++で実装する課題に多数取り組み、即戦力のクオンツ人材としての実力を身につけていきます。
また、入学前には微積分（2学期分）、線形代数、確率論（解析ベース）、プログラミングなどのプレリクイジット（前提科目）の履修が必須とされており、事前準備が求められる厳格な設計になっています。

出願要件

出願には、数学・統計の基礎力とプログラミング習熟が必須です。「微分積分（多変数含む）、線形代数、確率論、統計学を大学レベルで履修していること」「C++、Java、Pythonなどのオブジェクト指向プログラミングの経験（1学期以上）」が求められ、出願必須条件として公式に定められています。未履修の場合は条件付き合格（補習前提）になる可能性があります。
その他の出願要件は以下の通りです：

・GREまたはGMATスコアの提出は必須。どちらか一方のスコアで可
・スコアは出願時に公式スコアが大学に直接送付されている必要あり
・TOEFL iBTまたはIELTSのスコア提出が原則必要。非英語圏の学部出身者はTOEFL iBTで100点以上が目安
・90秒の動画エッセイ
・プログラミングや数学の質問を面接を兼ねたインタビュー

卒業後のキャリア

MSCFの就職実績は全米でもトップクラスであり、過去3年間で就職希望者の99%が卒業後6ヶ月以内にフルタイム職に就職しています。そのうち約53%は卒業前に内定を獲得しており、プログラムの即効性の高さがうかがえます。

・平均初任給：約13.7万ドル（中央値13.5万ドル）
・平均サインボーナス：約2.7万ドル
・米国内就職者の平均ベース給与：約13.8万ドル
・最高年収：約30万ドル超

主な就職先は以下の通りです。

・投資銀行（ゴールドマン・サックス、JPモルガン、モルガン・スタンレーなど）
・ヘッジファンド（シタデル、Point72など）
・アセットマネジメント（ブラックロックなど）
・高頻度取引会社（タワーリサーチなど）

また、職種は以下のように多岐にわたります。

・クオンツリサーチャー
・データサイエンティスト
・トレーダー
・リスクマネージャー
・ストラテジスト

キャリアサポートも非常に充実しており、専任スタッフによる個別サポート、模擬面接、インターン斡旋に加えて、世界2000名超のアラムナイネットワークが就職活動を後押ししています。こうした環境のもと、MSCFの卒業生はニューヨーク、ロンドン、香港など世界の主要金融都市でQuantitative Finance職に就き、高待遇で迎えられる存在となっています。卒業後3ヶ月以内の就職率は99%、6ヶ月以内では100%とされ、「就職できない人を出さない」プログラムとして高い信頼を得ています。

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⑤マサチューセッツ工科大学（Master of Finance）

プログラムの特徴

MITのMaster of Finance（MFin）プログラムは、12ヶ月コースと18ヶ月コースのいずれかを選択できる柔軟な構成が特徴です。名前こそMaster of Financeですが実質的には金融工学のようなカリキュラム構成になっており、数理・統計的手法を活用した最先端の金融理論と実務を徹底的に学びます。

学生は、Financial Engineering、資本市場、コーポレートファイナンス、気候・社会インパクトファイナンスの中からコンセントレーションを自由に選択でき、キャリア目標に合わせてカリキュラムを構築できます。授業は少人数制で行われ、アクションラーニング（実践型学習）が重視されており、プロセミナー、Finance Lab、企業研修プロジェクトなどを通じて、理論を現実の金融課題に適用する力が養われます。

また、MITならではの世界的に著名な教員陣から直接指導を受けられるのも大きな魅力です。修了時には、金融モデリング、データ分析、機械学習などに精通した人材として、銀行、資産運用、フィンテックなど幅広い分野で即戦力として活躍できる素地が身につきます。

出願要件

・GREまたはGMATはオプショナル
・TOEFL/IELTSは原則不要（英語で学位を取得していない場合も、原則的には免除）
・英語力は主に面接等で評価

以上のように、GREやTOEFLなど不要で受験できるテスト要件の軽さも人気の理由です。テストが間に合わない、という方はひとまずMITだけ受けてみる、というのもオススメです。一方で、数学に対する要求は非常に高く、以下の学問領域での習得が前提となります。

・線形代数、微積分（多変量含む）、確率・統計
・Python等のプログラミング（入学直後にコーディング試験あり）

提出書類には、学業成績、エッセイ、推薦状2通、履歴書などが含まれます。選考はクオンツ能力、金融への情熱、職業観、コミュニケーション能力などを含めた総合評価が行われます。数学に若干の不安がある場合でも、職歴や研究実績で補える場合があります。

卒業後のキャリア

MIT MFinの卒業生は、グローバル金融業界で極めて高い評価を得ています。2024年卒業生のうち、就職希望者の98%が6ヶ月以内に内定を獲得、その過半数が卒業前（2月）までにオファーを受諾しています。

主な進路は以下の通りです。

・投資銀行業務：約25%
・クオンツリサーチ/データサイエンス：約23.3%
・クオンツトレーディング：約18.1%
・PE/VC：約9.5%

勤務地もニューヨーク（約28%）、香港（13.7%）、ロンドン（12.8%）と、世界の金融中枢に集中しています。

・平均基本年収：約12.2万ドル（中央値：12.1万ドル）
・平均サインボーナス：約2.7万ドル

就職先は、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、JPモルガン、バークレイズ、UBSなどの大手投資銀行をはじめ、シタデル、DEショー、ツーシグマ、ブラックロック、PIMCO、Google、ソブリンファンドなど多岐にわたります。

キャリアディベロップメントオフィス（CDO）のサポートも手厚く、インターン100%内定、企業プロジェクト機会、ネットワーク構築など、MITのブランドと共に圧倒的な成果を上げています。卒業生は「金融版MIT」とも称され、即戦力のグローバル金融人材として活躍の場を広げています。

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⑥カリフォルニア大学ロサンゼルス校（Financial Engineering）

プログラムの特徴

UCLAのMaster of Financial Engineering（MFE）は、理論・分析スキルとビジネス実務を融合した15ヶ月間のプログラムです。カリキュラムには、夏季インターンシップと卒業プロジェクト（Applied Finance Project）が組み込まれており、実データに基づくトレーディング演習やアルゴ取引の実装など、実務中心の学習が展開されます。

さらに、暗号通貨、データ分析、機械学習などにフォーカスした選択科目や、企業との提携イベントなどを通じ、学生は最先端の金融知識を吸収できます。プロジェクト型学習では、企業から与えられた課題にチームで取り組み、課題解決力と業界ネットワークの構築を同時に実現します。

出願要件

UCLA MFEの出願には、以下の条件を満たす必要があります。

・GMATまたはGREスコア提出が必須（5年以内の有効スコア）
・高度な数学・プログラミングのバックグラウンドが事実上必要
・金融知識（オプション評価、価格理論、リスク概念等）の理解も望ましい

英語能力に関しては、非英語圏の学位取得者には以下が求められます。

・TOEFL iBT：100点以上（各セクション25点以上推奨）
・IELTS：7.5以上

出願書類には、エッセイ（2題）、動画面接、推薦状2通、履歴書、成績証明書などが含まれます。選考では、定量スキル、コミュニケーション力、チームワーク、リーダーシップなどが総合的に評価されます。職歴は不要ですが、インターン経験やCFA等の資格があれば評価対象になります。

卒業後のキャリア

UCLA MFEの卒業生は、世界中の金融・テック業界で高く評価されており、卒業後6ヶ月以内の就職率は97%に達しています。年収は初年度報酬（年収＋ボーナス）が約13.7万ドルと非常に高水準で、主な就職先は以下の通りです。

・投資銀行（ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、バンク・オブ・アメリカなど）
・アセットマネジメント（ブラックロック、PIMCOなど）
・コンサルティングファーム（BIG4のリスク部門など）
・テック企業の金融部門（Google、Amazonなど）

職種としては、クオンツアナリスト、リスク管理、ポートフォリオマネジメント、ストラクチャードプロダクツ、データサイエンスなど、金融×テクノロジーの交差領域で活躍する人材が目立ちます。キャリアサポートとしては、専任のキャリアチームがキャリアフェア、企業説明会、アラムナイによるコーチングを提供しており、複数オファー獲得の実績も豊富です。初任給の高さに加え、卒業後数年でVPに昇進するなど、成長スピードの早さも評価されています。

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⑦カリフォルニア大学バークレー校（Master of Financial Engineering）

プログラムの特徴

UCバークレーのMaster of Financial Engineering（MFE）は、世界的に評価の高い金融工学プログラムとして、1年間のカリキュラムを提供しています。内容は、デリバティブ、固定所得証券の価格モデル、リスク管理、ストキャスティック解析、数値計算、金融経済学などを網羅し、40単位の履修＋金融工学プロジェクトで構成されます。

教育にはバークレーの教員だけでなく、数学・統計・電気工学・コンピュータサイエンス（EECS）など複数学科の教授陣や、ウォール街で実際に働くバンカー／クオンツアナリスト／データサイエンティストなども関与。さらに、オックスフォード大学やプリンストン大学で行われる短期集中の海外講義も選択可能です。

全学生は10〜12週間の必修インターンシップに参加し、理論を実務へと結びつける実践経験を積みます。バークレーMFEは「実行できる人材＝Doer」の育成を掲げ、高度な数理的理解＋実装力を両立できるプロフェッショナルの育成を目指しています。

出願要件

出願には以下の条件が求められます。

・4年制学士号を保有していること
・専攻は金融・経済・統計・工学・コンピュータサイエンス等の定量分野が望ましい
・職務経験は不要だが、金融・IT業界経験があれば有利
・TOEFL iBT 85点以上またはIELTS 6.0以上（最低基準）
・GREまたはGMATのスコア提出は任意（5年以内）

また、以下のバックグラウンドが強く求められます。

・C++および高度なPythonプログラミングスキル
・多変量微積分、線形代数、偏微分方程式、数値解析、確率統計などの履修歴

出願には、推薦状・エッセイ・キャリアビジョンの明示も重視され、金融工学を学ぶ動機と将来展望を明確にする必要があります。

卒業後のキャリア

バークレーMFEの就職実績は圧倒的です。2023年卒業生の就職率は卒業3ヶ月以内で96%、多くの学生が卒業前から複数のオファーを獲得しています。

・平均初任給：約14.8万ドル（中央値15万ドル）
・平均サインボーナス：約3万ドル
・最高年収：27.5万ドル、ボーナス最高：11万ドル

就職先の業界構成：

・投資銀行：約46%
・ヘッジファンド：15%
・プロップトレーディング：14%
・資産運用：13%

職種構成：

・クオンツリサーチ・ポートフォリオマネジメント：約56%
・ストラクチャリング：16%
・トレーディング：15%

主な就職先企業には、ゴールドマン・サックス、JPモルガン、モルガン・スタンレー、UBS、ブラックロック、ミレニアム、Point72、バリヤスニ―、タワーリサーチなどが名を連ねます。

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⑧シンガポール経営大学（Master of Science in Quantitative Finance）

プログラムの特徴

SMUのMaster of Science in Quantitative Finance（MQF）は、アジア金融市場のニーズに特化した18ヶ月の修士プログラムです（パートタイムで24ヶ月も可）。価格設定・リスク管理・クオンツトレーディングの3分野に焦点を当てており、実務的かつ柔軟な学びが特徴です。

プログラムは2トラック制となっており：

・シンガポールトラック（全課程をSMUで修了）
・インターナショナルオプション（ロンドンのベイズ・ビジネススクールとのダブルディグリー）

後者では、シンガポールとロンドン双方で学位を取得でき、グローバルな視野とネットワークを同時に得ることが可能です。カリキュラムでは、トレーディングラボでの市場データ演習やアルゴリズム取引・市場構造の研究を通じ、実践スキル＋学術的裏付けを同時に習得できます。履修中には、データサイエンス、クオンツトレーディング、リスクアナリティクスなどの分野にも特化することが可能です。クラス構成も平均年齢26歳・留学生比率73%と、グローバルな環境で学べる点が特徴です。

出願要件

出願には以下が求められます。

・数学に強い学士号（専攻は不問）
・GMATまたはGREのスコア提出（またはSMU独自試験）

英語力要件は以下の通りです。

・シンガポールトラック：TOEFLまたはIELTS（TOEFL 90点相当以上が目安）
・インターナショナルオプション：IELTS 7.0以上（ライティング6.5以上）

以上のように、アメリカの大学院ほど厳密な数学・プログラミングの経験が求められない点が、シンガポールの大学院の最大のメリットです。未経験や文系出身者でも金融工学を学ぶことができるため、あまり数学やプログラミングが得意ではない人に最適です。なお職務経験は不要ですが、インターンや関連業務経験があれば有利です。
提出書類には、成績証明書、テストスコア、推薦状、志望理由エッセイなどが含まれます。評価では数学・プログラミング能力と金融業界への明確な志望動機が重視されます。

卒業後のキャリア

MQFの修了生は、アジアを中心に金融×テクノロジーの分野で高く評価されています。主な進路は以下の通りです。

・クオンツアナリスト、リスク管理、投資銀行、トレーダーなど
・就職先：DBS銀行・OCBC銀行(シンガポールの銀行)、JPモルガン、UBS、各種ヘッジファンド・フィンテック企業

特にクオンツやリスク管理職での評価が高く、金融工学＋プログラミングを活かしたモデル構築・リスク分析業務に携わるケースが多いです。キャリアサポートとしては、キャリアセミナー、招聘講演、企業プロジェクト等を通じて学生のネットワーク形成を支援。卒業前にオファーを得る学生が約6割、3ヶ月以内に約80〜90%が就職しています。

初任給は非公開ですが、クオンツ関連職ではS$70,000〜S$90,000（シンガポールドル）が想定され、ロンドン修了者の欧州就職も実績があります。SMU MQFはアジアにおけるQuantitative Financeの登竜門として、非常に高い評価を受けており、尚且つシンガポールやイギリスなどに就職したい方、文系出身の方に非常にオススメできるプログラムです。

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⑨シンガポール国立大学（Financial Engineering）

プログラムの特徴

NUSのMaster of Science in Financial Engineering（MFE）は、アジアにおける最も歴史のある金融工学修士プログラムの一つであり、1999年に創設されました。NUSリスク管理研究所（RMI）により運営され、金融・数学・コンピューティングを融合した高度なカリキュラムが提供されています。

特に実践志向の教育が重視されており、学生は複雑な金融戦略のモデル化・評価・実装スキルを養い、将来的に実行できる人材（Doer）となることが求められます。主な履修内容は、デリバティブ、プライスモデリング、リスクマネジメント、インベストメントテクノロジー、Computingなど幅広く、業界の現場に直結した知識と技術を身につけます。

授業はNUSのファイナンス・統計・数学分野の教員に加えて、外部から金融業界の実務家が授業を行うこともあり、業界とのネットワークも担保されています。フルタイム（12〜24ヶ月）・パートタイム（18〜48ヶ月）の両方から選ぶことができ、一部オンライン履修も可能です（ただし最初の1学期はシンガポールでの受講が必要）。海外で集中的に講義を受ける（オックスフォード大学やプリンストン大学での短期講座）こともでき、グローバル視点を強化できるのも特長です。

出願要件

・4年制学士号または同等の優秀な成績を残していること
・専攻は不問。数学・物理・工学・コンピュータサイエンスなどが望ましい
・職務経験は必須ではないが、関連実務経験があれば評価対象
・GREまたはGMATは任意提出（提出すれば有利）
・英語力要件：TOEFL iBT 85点以上またはIELTS 6.0以上（英語以外で学位取得者のみ）

卒業後のキャリア

NUS MFEの卒業生は、投資銀行のトレーディングやリスク管理部門をはじめ、アセットマネジメント、保険、フィンテック、政府系金融など多岐にわたる分野で活躍しています。
卒業生の多くは、シンガポール、香港、ロンドン、ニューヨークといったグローバルなキャリアを構築しており、卒業後3ヶ月以内の就職率は80〜90%。そのうち約60%は卒業前に内定を獲得しています。
年収は非公開ですが、平均年収は約15万ドル前後とも言われており、アジア圏の金融大学院としては最高水準と評価されています。NUS MFEの卒業生は、「金融×数理×ITの三拍子揃った専門人材」として高く評価されており、MBAでは補えないクオンツの専門性を持った人材として重宝されています。

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⑩南洋理工大学（Financial Engineering）

プログラムの特徴

南洋理工大学（NTU）のMSc in Financial Engineeringは、金融・数学・コンピュータサイエンスの知見を融合した1年間のプログラムです（パートタイムは2年）。カーネギーメロン大学（CMU）との提携も行っており、短期留学を行ってCMUでの集中講義を受けるオプションもあります。

カリキュラムはデリバティブ評価、ポートフォリオマネジメント、C++によるプログラミング、データサイエンス系科目（AI・機械学習応用）など実践的な内容に重点が置かれており、3学期制でスピード感ある履修が可能です。全員がApplied Projectおよびインターンシップに参加し、実務経験を積みます。

また、ASEAN・中国市場に強いNTUのネットワークを活かして、東南アジアの市場動向に特化した授業やプロジェクトも豊富です。政府系機関とも連携があり、MAS（シンガポール金融管理局）でのインターン実績も多数あります。

出願要件

・数学・統計・工学・コンピュータ等の分野で優れた成績
・GREまたはGMATのスコア提出（5年以内）（一部の学部卒業者は免除）
・英語試験：TOEFL iBT 90点以上またはIELTS 6.5～7.0が目安（非英語圏出身者）

出願書類には、成績証明、履歴書、エッセイ（志望理由・キャリア展望）、推薦状が求められます。評価では、数理・プログラミングスキル、分析力、キャリア目標の明確さ、協調性が重視されます。2～3年以上の職務経験があると加点要素になりますが、新卒者も出願可能です。

卒業後のキャリア

NTU MFEの卒業生は、卒業後3～6ヶ月以内にほぼ全員が就職し、約60%は卒業時点で内定を獲得、90%近くが3ヶ月以内に就職しています。

主な就職先：

・DBS銀行、OCBC銀行、HSBC、シティバンクなど商業銀行
・JPモルガン、ゴールドマン・サックス（シンガポール支社）など投資銀行
・GIC、テマセク（政府系ファンド）
・ヘッジファンド、プロップトレーディング、BIG4系コンサル

職種は、クオンツアナリスト、ストラクチャードプロダクト担当、リスクアナリスト、トレーダー、データサイエンティストなど、テクノロジーと金融の接点に強い役割が中心です。キャリアサポートとして、NTU独自のキャリアディベロップメントオフィスがあり、インターン紹介、模擬面接、アラムナイネットワーキングなどを提供しています。年収S$80k〜S$100k程度が見込まれており、シンガポール国内での待遇も良好です。NTU MFEは、**アジアの金融工学大学院ではトップクラスの評価を受けており、アルファ生の中には米国金融／金融工学トップ大学院＋NTU、という受け方をする人も多いです。

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ここまで、シカゴ大学、MIT、コロンビア、バークレー、カーネギーメロン、SMU、NUS、NTUといった、世界トップレベルのMaster of Finance（MFin）／Financial Engineering（MFE）プログラムをご紹介してきました。いずれも、投資銀行、ヘッジファンド、アセットマネジメント、クオンツ、フィンテック、PEファンドなどで活躍できるプロフェッショナルを多数輩出している、実力・実績ともに世界最高峰のプログラムです。

しかし、どのプログラムも出願難易度は非常に高く、「出願書類の完成度＋大学選びの戦略」が合否を分けます。また、MFinかMFEか？アメリカかシンガポールか？1年制か2年制か？など、選択肢が多すぎて迷う方も非常に多いのが現実です。
だからこそ、まずはアルファにご相談ください。我々はエッセイ、レジュメ、レコメンデーション、面接、キャンパスビジットなど包括的な出願サポートだけでなく、志望校選びや長期ゴール立案からサポートしています。
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