学校の勉強が6月末まであるので、それまでは就活は一切手が付けられない状況です。しかし、こういうことを繰り返すがために、海外留学組は就活で失敗している学生が多いのかもと思っています。私よりも高学歴の日本人留学生（このご相談者は海外トップ30位以内の名門大学出身）は就職できていない人が数名、就活で失敗して仕方なく入社したものの1年で退職、その後転職できないまま、という日本人留学生を複数名見ています。

ご回答

はい、アイビーリーグやオックスブリッジレベルの学生でも就活準備を怠れば、外資金融、戦略コンサルティングや総合商社などのトップ企業に内定を取るのは容易ではありません。書類選考の段階では学歴があるのはかなり有利ですが、面接以降は学歴ではなく個人の実力や会社とのフィット感が問われます。なので、学業と就活は完全に切り分けて考えた方が宜しいかと思います。昨今の就活では学部生にも、金融やビジネスの質問を問われますので、ビジネスを知らない、学校で習っていないということが言い訳にならない状況です。

理想的にはGPAも維持しつつ、就活も頑張ることです。両方にかけるリソースを上手く配分する必要があります。2年生の5月～9月だけは学業ではなく就活一本でやられることをお勧めします。3年生の9月になるとまた学校が始まり学業が忙しくなり、就活に時間をさけなくなります。なので、夏休み中に就活準備を完成させられると良いと思います。

UCLAやトロント大など海外トップ大学の人でも、勉強が忙しくそもそもボスキャリに参加すらできなかったという人は毎年相当数がご相談に来られます。そして、4年の卒業間際に慌てて就活をする光景が見られます。そうならないようにある程度学業をセーブすることも大事です。大学時代は3-4年ですが、職業人生は50年続くので、明らかに仕事＝就活の方が大事だと思われます。

より理想的には入学した段階で、毎日コツコツ就活対策をすることです。

海外大は年間学費が500万円以上するケースが多いので、（4年間で生活費込みで5000万円弱）、良い企業に入らないと高い教育投資に見合わない結果になるでしょう。ぜひご両親の期待に応えるためにも、就活に意識を傾けることをお勧めします。

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