子どもの可能性を潰さない子育て|レジリエンス(回復力)で勉強嫌いを防ぐ方法

Emi Sakashita
α事務局

子どもの可能性を潰さない子育て|レジリエンス(回復力)で勉強嫌いを防ぐ方法

また今日も怒ってしまった...そんな自分に疲れていませんか?

朝から「宿題やったの?」と声をかけ、夕方は「まだ勉強してないの?」とイライラ。
気がつけば、また今日も子どもを怒ってしまって、自己嫌悪の夜を過ごす...
「怒っても成績は上がらない」と頭では分かっているのに、周りの子がどんどん伸びているのを見ると、つい焦ってしまう。
「もう怒りたくない」 「でも、このままじゃいけない気がする」 「他の家はうまくいっているのに、なぜうちだけ...」
そんな矛盾した気持ちで、毎日が過ぎていく。
もしこの文章を読んで「そうそう、それなんです!」と思われたなら、あなたは決して一人ではありません。実は、私のもとに相談に来る親御さんの9割以上が、まったく同じ悩みを抱えています。

私は東大薬学部からコロンビア大学臨床心理学へ進み、5年間で8,000人を超えるお子さん、そして大学生と向き合ってきました。
学歴がたとえよかったとしても自分に自信がなかったり、順調に来たあと受験や就活で挫折をして心が折れてしまう、燃え尽きてしまう子どもさんたちからのご相談もみてきました。そのなかで、レジリエンスが特にメンタルを強く、健康に保つうで重要だなと実感しています。
そのなかで、実は「レジリエンス(回復力)」というのが重要な役割を果たします。

今日は、お子さんの本来持っている力を引き出すために、そして何より親である私たち自身が楽になるために、私の経験も踏まえて、みなさんが取るべきアプローチを共有します。

  1. 勉強嫌いの本当の原因は「親の関わり方」
  2. レジリエンス(回復力)が子どもの人生を決める
  3. 「遅咲き」の子どもの驚くべき可能性
  4. 研究に惑わされない、現実的な子育て法
  5. 子どもの可能性を最大化する4つのアプローチ

勉強嫌いの本当の原因は「親の関わり方」

私が目の当たりにした残酷な現実
5年間の相談で、最も心が痛むのは「自分はできない子だ」と思い込んでしまった子どもたちとの出会いです。
「どうせ僕は頭が悪いから」 「私は何をやってもダメなんです」
こんな言葉を10代の子どもから聞く時、その背景には必ずと言っていいほど、親の「期待」や「心配」が関わっています。
逆に親が「うちの子では、アルファさんのレベルに合わないと思うのですが..」という方も来られるくらいです。
それは謙遜から来る場合もあれば、親の自信のなさが投影しているという場合もあります。
(ちなみに、アルファはいろいろな学歴、偏差値、バックグラウンドのお子さんが世界中から来られます。学歴や偏差値などは全くアルファのサポートの制限にはなっていません。むしろ一生懸命な姿勢、アドバイスをがんばって実行しようとする姿勢、周りのひとになにかいいことをしてあげたいという気持ち、なにか自分の好きなことにはとことん打ち込むなどなど、実はソフトスキルなどのほうが重要だと考えています。学歴や勉強は、ただ環境次第でいくらでも変わるからです、とはいえ勉強もとても大事です。)

愛情が生む悲劇
親御さんの多くは、子どもを愛するがゆえに以下のような関わり方をしてしまいます:
* 「○○ちゃんは100点なのに、あなたは...」
* 「この問題、なんでできないの?」
* 「もっと頑張りなさい」
* 「〇〇大学でなければ、進学させない」
これらの言葉の奥には深い愛情があることを、私は理解しています。
でも、子どもには「自分は期待に応えられない存在だ」というメッセージとして届いてしまうのです。

大人になっても続く「呪縛」

もっと深刻なのは、この思い込みが大人になっても続くことです。
私のもとには、30代、40代になっても「自分には能力がない」と信じ込んでいる方が相談に来られます。子ども時代の親との関わりが、その人の人生全体に影響を与え続けているのです。

レジリエンス(回復力)が子どもの人生を決める

本当に必要な力とは何か
私が世界のトップ大学に合格した子どもたちを見てきて気づいたのは、彼らの共通点は「高いIQ」ではなく「立ち直る力(レジリエンス)」だったということです。
失敗しても「次はどうしよう」と考える力。 つまずいても「また挑戦してみよう」と思える心。
これこそが、人生を切り開く真の力になっていきます。

レジリエンスを育む環境とは
レジリエンスは、安心できる環境でこそ育ちます。
子どもが「失敗しても大丈夫」「ここは安全な場所だ」と感じられる時、初めて挑戦する勇気が生まれます。逆に、常に評価や比較にさらされている環境では、レジリエンスは育ちにくくなります。

「遅咲き」の子どもの驚くべき可能性

中学受験で遊んでしまった子の大逆転
私の経験では、中学受験で思うような結果が出なかった子どもの中に、高校生になって飛躍的に成長する子が少なくありません。
ある生徒は、中学受験では第一志望に合格できませんでした。でも高校2年生になってから急に勉強に目覚め、最終的に米国トップ大学に合格したのです。
知性は何歳からでも伸びる
私が見てきた限り、人間の知性に「手遅れ」はありません。
高校時代に本気で勉強と向き合った子どもたちの成長は、本当に目を見張るものがあります。脳の可塑性は私たちが思う以上に高く、正しいアプローチで学習すれば、何歳からでも飛躍的に能力を伸ばすことができるのです。
早期教育の落とし穴
逆に、幼少期から詰め込み教育を受けてきた子どもの中には、高校生になって燃え尽きてしまうケースも見てきました。
大切なのは「いつから始めるか」ではなく「どのような環境で学ぶか」なのです。

研究に惑わされない、現実的な子育て法

私が研究を鵜呑みにしない理由
私は科学的根拠を重視する一方で、研究結果をそのまま信じることはしません。なぜなら:
* 研究は特定の集団(コホート)で行われるため、必ず偏りがある
* 同じテーマでも相反する結果が出ることが多い
* 人間が観察できる範囲は、実際にはとても狭い
* AI の進化により、1-2年後には全く新しい発見があるかもしれない
現場で見えてくる真実
5年間で8,000人の子ども,大学生と関わってきた私の実感として、子育てに「正解」はありません。
大切なのは、研究結果や情報に振り回されるのではなく、目の前のお子さんをしっかりと見つめることです。

親の直感を信じる

親御さんには、研究者にはない「わが子を見つめる目」があります。この直感こそ、どんな研究結果よりも価値があると私は考えています。

子どもの可能性を最大化する4つのアプローチ

1. 比較をやめる
「他の子と比べない」これが最も重要です。
比較は子どもの自己肯定感を下げ、レジリエンスを削ぐ最大の要因です。お子さんは唯一無二の存在であり、その子なりのペースと方法があることを認めてください。
2. プロセスに注目する
結果ではなく、取り組む姿勢を認める。
「テストの点数が良かった」よりも「最後まで諦めずに頑張った」ことを評価する。この積み重ねが、子どもの内発的動機を育てます。
3. 失敗を歓迎する
失敗は学習の宝庫です。
お子さんが失敗した時こそ、一緒に振り返り、そこから学べることを見つける絶好の機会と捉えてください。「失敗してもいいんだ」と感じられる子どもは、積極的に挑戦するようになります。
4. 子どもの気持ちを聴く
何よりも大切なのは、お子さんの声に耳を傾けることです。
「今日はどんな気持ち?」 「何が楽しかった?」 「困っていることはある?」
このような対話の時間が、親子の信頼関係を深め、子どものレジリエンスを育む土台となります。

真の成功への道筋-そもそも「成功」の定義とは?

17年間、様々な子どもたちの成長を見てきて思うのは、真の成功とは「自分らしく生きる力」だということです。
高偏差値の大学に進学することも素晴らしいですが、それ以上に大切なのは、困難に直面した時に「自分なら乗り越えられる」と思える力です。
親としてできること
お子さんに与えられる最高の贈り物は、完璧な成績ではありません。
それは「どんな状況でも、自分を信じて歩んでいける心の強さ」です。
この力があれば、お子さんは人生のどの段階でも、自分らしい道を見つけていけるはずです。

一人で抱え込まないこと

アルファアカデミーでは、お子さんの学習支援だけでなく、レジリエンス育成も重視しています。
17年間の経験から得た知見を活かし、お子さん一人ひとりの個性を大切にしながら、真の力を引き出すサポートをさせていただきます。

最も大切なこと

それは、お子さんが「自分は大丈夫」と思える環境を作ることです。
この安心感があってこそ、子どもは本来持っている可能性を発揮できるのです。
もしお子さんの教育や成長について迷いがあれば、一人で抱え込まずにご相談ください。一緒に、お子さんの未来を明るくしていきましょう。

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2025/05/27 17:34:29
Emi Sakashita
α事務局

アドバイザー・プロフィール
坂下絵美(Emi Sakashita)
アルファ・アカデミーCEO/アルファ・アドバイザーズCOO:
私立女子学院高校卒業後、東京大学薬学部・東京大学大学院薬学系研究科にて、脳機能・記憶・うつ等の研究に従事。卒業後は製薬会社での新薬開発に従事。コロンビア大学大学院(臨床心理学専攻)にて認知行動療法や発達心理学等メンタルケアや神経心理学に関する研究に従事。
アルファ・アドバイザーズにて教育(受験)、就活アドバイザーとして相談役として5年間で総計8000名以上の社会人、学生、保護者へのアドバイスを実施。特に東大受験、幼少期からの早期学習のアドバイスに定評あり。
現在は、メンタルケア事業の代表としてメンタルラボを運営し、受験うつ、就活うつ、引きこもり等で悩む学生・社会人の自信回復と目標達成を実現。「アルファジーニアスAI先取り学習システム」を開発し、どこでも、誰でも、最速最安で基礎固めができると好評。「クライアントの痛みを分かる」「一時的な解決だけでなく、根本的な課題解決ができる」との声が多数寄せられている。

2025/05/27 17:42:17

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