慶應義塾ニューヨーク学院、早稲田渋谷シンガポール校を目指す皆様へ!
慶應義塾ニューヨーク学院・早稲田渋谷シンガポール校受験概要

近年、慶應義塾ニューヨーク学院(以下慶應NY)、早稲田渋谷シンガポール校(以下早稲田シンガポール)の人気が高まっています。その理由は、授業や日常生活で英語を身に付けられること、慶應や早稲田へ推薦で進学できるチャンスが魅力的であるからといえるでしょう。

今回は、両校の特徴や違い、入試などの情報を、両校の受験を検討されている方向けに解説していきます。

(1)両校の概要、受験資格等について知りたい!

【慶應NYは?】

特徴:米国ニューヨーク州教育委員会より正式な私立高等学校としての認可を受けているとともに、日本の文部科学大臣により高等学校相当の課程を有する在外教育施設としても指定されていることが最大の特徴です。これにより、卒業後には日米両国の高等学校卒業の学歴を取得できます。

受験資格:かつては日本国外在留の邦人の子女、海外留学者、または外国人に入学が限定されていましたが、現在では国籍、居住地に関係なく所定の学年を修了していれば出願可能になっています。

進路:1学年約60名中大半の学生が推薦で慶應義塾大学に進学しますが、推薦を辞退して米国内の大学に進学する学生も例年数名程度います。

【早稲田シンガポールは?】

特徴:高等学校に相当する学校としては、日本以外のアジア諸国で唯一日本語による授業を行い、カリキュラムは日本の高等学校に準じたものとなっています。

受験資格:海外在留邦人(シンガポール以外でも可)の子弟であること。親が日本在住の日本人の場合受験は認められません。

進路:1学年約100人中59名が推薦枠で早稲田大学に進学できます。また、国内私立大学への推薦枠が用意されています。

(2)入試について知りたい!

【慶應NYは?】

概要:9年生(中学3年生)、10年生(高校1年生)進学時に受験でき、AO入試(秋季・春季)、一般入試があります。そのため、最大6回受験することができます。

試験内容(AO入試):小論文試験(英語・日本語)、数学基礎計算テスト、面接試験

試験内容(一般入試):英語、数学、国語、面接

主な出願書類:入学志願書、エッセイ、学業評価書、行動·性格推薦状、入学志願者調査書、活動報告書(AOのみ)

まとめ・対策:慶應の系列高校でありながら、数学・国語に関しては国内の付属・系属高校に比べ遥かに易しい(公立進学高レベル+α)問題が中心です。他方、AO入試・一般入試ともに英語でのエッセイと面接が課されます。英語では、通常の高校入試とは異なり、あるテーマに対する自分の考えを具体的理由や例とともに英語で述べる問題が出題されます。また、面接も日本語に加え英語でも行われます。そのため、英語を早い段階から(スピーキング・ライティングなどのアウトプットを特に意識して)早めに固め、それと並行して数学・国語も(学校の授業ベースでもよいので)基礎を固めていくという計画的な受験準備が必要といえるでしょう。

また、行動・性格推薦状、活動報告書の提出が求められることからも分かるとおり、学業+課外活動が慶應NY受験には必須です。部活やボランティアなど、自分の興味・関心のある分野で課外活動にも早くから積極的に参加しておきましょう。

【早稲田シンガポールは?】

概要:高校1年進学時に受験でき、第1回、第2回の2回受験するチャンスがあります。試験はシンガポール、東京(第1,2回)、ジャカルタ、クアラルンプール、バンコク、ホーチミン、香港、台北、北京、上海(第1回のみ)で受験できます。

試験内容:国語・数学・英語(各100点、50分)、面接

まとめ・対策:基礎的な問題の出題もある一方で、かなりの難問も一定数出題されており、慶應NYよりも国内難関私立高に近い出題であるといえます。特に英語のリスニングについては最難関クラスの難易度といえ、早い段階からの対策が必須です。受験対策としては、国内難関私立高向け対策に加えてリスニングの集中対策、過去問演習を行うとよいでしょう。なお、第1回入試は12月と国内高校に比べ3か月ほど早いので、一般的な受験対策スケジュールより前倒しでの準備が必要な点に注意してください。

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